言葉は大切。でも頼りすぎないことも大切。
英会話の講師をしていると、
「日本語の〇〇って、英語で何て言うのですか?」
と聞かれることがよくある。
もちろん簡単に訳せるものもあるけれど、
日本語独特の感覚表現を、
そのまま英語に当てはめようとしていることも多い。
そんな時、私はまず、
「それって、具体的にはどんな感じ?」
と聞いてみる。
例えば、「さらっと」。
順調に進む感じなら “smoothly”。
簡単に、負担なくという意味なら “easily”。
気軽に、何気なくという感じなら “casually”。
同じ日本語でも、
何をどう感じているかによって、
使う言葉は変わってくる。
「痛い」も同じだ。
身体的・精神的な痛み全体を表す “pain”。
傷つけられた痛みを表す “hurt”。
長く続く鈍い痛みや慢性的な痛みを表す “ache”。
炎症や腫れなど、
触れると痛い感じを表す “sore”。
どこが、
どう痛むのか。
どんな感覚なのか。
それによって、
言葉は変わる。
だから、
ただ日本語を英語へ変換しようとするのではなく、
まずは、
「自分がどう感じているのか」
を知ることが大切なのだと思う。
それは、
身体についても同じ。
ただ「痛い」ではなく、
どこが、
どう、
いつから痛いのか。
何をすると痛むのか。
本当にずっと痛いのか。
自分の身体の状態を、
自分の言葉で語ることができるだろうか。
言葉は大切。
そして、とても便利。
だけど、
言葉をただ発するだけではなく、
その奥にある、
「自分がどう感じているか」を、
忘れずにいたいと思う。
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こころ・ねでは、
対話・呼吸・言葉を通して、
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