ちいさな巨人
とても過酷な場所から
たくさんの人たちの力で
我が家にたどりついた君。
とてもとても
小さくて
細くて
ガリガリだった君。
ご飯を食べ終わると
脱兎のごとく走り去り
我が家で一番高い
棚のてっぺんにかけのぼり
上から私たちの様子を
不安げに
じっとうかがっていた。
俊敏で、勝気で、負けず嫌いで
女の子だけれど、
男の子とよく間違われていた君。
本当はさみしがり屋で
私の耳たぶをチュウチュウと吸いながら、
一晩中、喉を鳴らすような日もあったね。
小さな小さな体で、
最後の最後まで、
生きることを決して諦めなった君。
生きるという意味を教えてくれた君。
今は虹の向こうで、
みんなと走り回っているかな。
君は私にとって、
誇り高き ――ちいさな巨人。
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